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9期生の記録 -授業を終えて感じたこと-

写真家として自覚を持ち行動していくこと。
積み重ねの中からしか結果を得られないことを教わりました。(中井菜央)

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修了展最終日まで、沢山の事を感じ、考え、納得し、また悩み、を繰り返しました。
結局今の自分ではわかりませんでした。ですがわかった気になる事の恐怖は知れました。
何かこれだと傲慢に決めつけず沢山の事に触れ、感じ、もっと丁寧に進みたいと思いました。(高橋一生)

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誰かに頼まれたわけではなく、伝えたいことを伝えること。説得すること。すなわち表現。それをどこまで突き詰められるのか。楽しめるのか。己は何者か。引き続き模索します。
ありがとうございました。(丸山えり)

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写真に対して、人に対して、自分に対して、実直に向き合うことを学びました。まだまだ未完成で、不器用な自分を突き詰めて行きたいと思っています。そう思わせて頂いた皆さんに会えてこの一年過ごしたことは、とてもいい経験でした。本当にありがとうございました。(齋藤さおり)

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resistに入り、写真を撮ることの苦しさを初めて知りました。
塾長に”山”を被写体にすることをすすめて頂いてから約1年、初めて同じテーマで撮影を続けました。その作業は体力的にも精神的にも非常に厳しく、”写真”を撮ることはただ楽しい行為ではないことを初めて体感しました。そして、今後もそれを継続していくことが「写真を公にすること」であると感じています。  また、resistでは、講義や表現の作業を通じて多くの教えを頂きました。それは、必ずしも写真のことだけではないので、職場の後輩に話すこともあります。今後、もし写真から離れる時間があっても、resisitで学んだことは忘れず、周囲に伝えていきたいと思います。1年間ありがとうございました。(宍戸奈津子)

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講師の方々がどの分野で活躍されていても、ひたすら考え続け、行動し続けていらっしゃるお話を聞いて、後に残るものを作るためには今までのような取り組み方ではまったく話にならないと思い知らされました。写真以外の仕事をしていても、それを言い訳にすることなく必死に写真に取り組んでいきたいと思います。(平野良太)

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受講生募集の案内で見つけた「写真表現のスタミナをつける」というフレーズが気になり、resistに入塾してはや1年が経ちました。

「我が街」の課題で、初めて人からテーマを与えられて写真を撮ることになりましたが、あの時「自分にとってテーマとは何か。それを人に伝えるにはどうしたらいいか」と悩みに悩んだことで、何が自分の表現の原動力になるのか少し見えてきたような気がしました。

一方で、授業でお話を聞いたあらゆる分野の「表現者」である講師の先生方が共通しておっしゃっていたのは、「何事もとことんやって突き詰めてやっと何かが見えてくる」ということであり、自分はもっともっと表現したいことを突き詰めていかなければと感じました。

写真という手段を通じて学んだ表現の本質を他の手段にも活かし、これからもずっと表現活動に関わっていきたいと思います。この1年、大変お世話になりました。有難うございました。(今川貴子)

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ほぼ一人で写真を撮っていた私はレジストに入って人に写真を見せることや、同じ志を持つ仲間と共に話をしたり写真を制作すること、様々な分野の表現者の講師の方の話を聞くこと、写真集を制作すること、写真展を始めて開催すること。
沢山のことを学ばせていただきました。
特に見せるということ、撮ったものを見せる意味やどう見せればいいのかをよく考えるようになりました。
ただ沢山の言葉や考えの数々をまだ消化出来ずにいます。
これから写真を撮っていくなかでより理解していきたいです。
多くのことを学ばせて頂いたレジストに感謝しています。(大沼あい)

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resistでの学びを通じ、これまでの人生の中で気付かぬうちに澱の様に溜まってしまった傲りや慢心、そして自分自身で決め付けてしまっていた己の限界や方向性、それらを全て一度破壊して再生する事が出来ました。また、同時に自分の役割と責任についても再認識する事が出来ました。 人生の中盤で過去を見つめ直し再起動を掛けられた事が今後の人生において表現だけでは無くあらゆる場面で大きな糧となると感じています。 吉永塾長、森山総長、篠原事務局長、講師の皆様、関係者の皆様、先輩方、そして同期の皆様、心から感謝しております。より一層精進し、面白い奴を目指していこうと思います。本当に有難う御座いました。
(ハガタカシ)

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写真を撮るとは、何なのか。

漠然とした思いを抱えてレジストに入塾した。ただ思いつくままにレンズを向けるのではなく、その表現の背後に確固とした考えや思想がなければ見る側には何も伝わらない。
これから先、この教えは常に自分の指標となり戒めとなるだろう。

そして多くの人と出会いがあり、その繋がりもこの塾に入らなければ得られなかった貴重な宝である。

他に良い影響を与える存在になれ。吉永塾長のこの言葉を座右の銘として、これからも撮り続けていきたい。(岩男直樹)

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レジストに入る前は「写真は人生が現れる」と、通信で学んでいるときに感じ、自分と表現することとの一人称での関係で悩み苦しんでいました。レジストに入り、今までの一人称が二人称になり、自分と他者との関係と自分のコミュニケーションについて、また、それらが表現に深く関わるということを再認することになり、悩み苦しんだ1年でした。

表現することは自分との対話であり、周りと対話すること。
他者を思い、感謝し、信頼関係を築き、行動すること。
表現したいことは自分の中にだけ溜めておいても意味がない。
行動し、伝えて行かないと何も始まらないし、伝わらない。
それは、ただ行動すればよいかというともちろんそうではなく、「どのように伝えて行けば」自分が表現したいことが伝わるかを考えてゆくことが如何に大事であるとういことを学びました。

この1年、立場は違えどレジストで出会った多くの人たちからご指摘、助言いただき気づかせていただいた、自分というものを、同じようにまわりの人の行いから学ばせて頂いた事から、今後の人との関係におけるコミュニケーション(力)と写真を続け制作してゆく中で生かし高めてゆき、今まで与え、受け入れてくれた人たちに返せて行きたいと思ています。

いろいろ挫折し苦しい1年間でしたが、写真を超えたいい勉強ができました、ありがとうございました。(クボユカ)

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写真について何も知らず、このままではどうにもならないと思いレジストの門を叩きました。
講義最初の頃は、塾長の言っていることがよくわからないでいましたが、今そうした言葉が身に染みて効いて来ています。
サンデーカメラマンと言われることが嫌だった。
そしてもう二度と来ないであろう表彰式に出られなかったことがそもそものきっかけで会社を辞め、残りの人生を写真で勝負して生きていこうと思った。
けれどもなんのつてもあてもなく、さてどうしたものかと思案していた際に知ったレジスト写真塾。
そうして一年という月日を重ねて来ましたが、かつての自分にはないほどの濃密な時間をここで過ごし、改めてレジストに入塾してよかったと思います。
写真における表現とはなにか。
これを真剣に考えるきっかけはまさにレジスト写真塾であり、吉永塾長、篠原事務局長からは有り余るアドバイスを頂戴しています。
この言葉のなかに、今後の指針となるものが確実にあると思います。
未だ修行中故、全てを消化、昇華出来ておらず、まだまだ自身との格闘、あるいは被写体との格闘、あるいは表現する者としての格闘は続くと思います。
永遠に続くのかもしれないです。
しかし、確実にレジスト写真塾にはその答え、あるいはヒントがあった。
そう断言出来ます。
今後自分が立ち返る場所はレジスト写真塾で学んだ全ての講義、言葉、塾長や篠原さんの言動であり、ここにあらゆる写真表現の全てが詰まっているのではないか。
そう感じる今日この頃です。
自分は9期在籍中に問題ばかり起こし、同期のメンバーを始め関係者各位に多大なご迷惑や不快な思いをさせてしまったことは実に反省すべき点です。
そしてそれと同時にそうした自分を支えてくれた、貴重な時間を割いてくれた9期メンバー、関係者各位にも深く感謝しています。
おそらく、この支えがなければ、自分はとっくにレジストから姿を消していたと思います。
そうした酸いも甘いも全てが詰まったレジスト写真塾。
自分にはかけがえのない人生の財産であり、それと同時にここが自分の写真人生の出発点だと思っています。
こうした経験を積ませて戴いた吉永塾長、篠原事務局長、9期メンバー、OBの方々を始め、関係者各位に改めて御礼申しあげます。
この一年ありがとうございました。
そしてこの戴いた恩を、写真で返せるように日々努力していく所存です。
今後ともよろしくお願いいたします。(鈴木達朗)